クルマバツクバネソウ

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 今日は先週に引き続き白旗山へ、稚樹調査の続き。
 
 天気予報では「晴れ」で暖かい日だということだったのに、朝から霧雨交じりで肌寒い。防寒具こそ身につけなかったが、レインウェアを着ての調査となった。せっかく、暑そうだからと奥さんが気を利かせて「蕎麦サラダ」や「スイカ」をお昼のお弁当につくってくれたのに…。

 やはり稚樹は牧草類を吹き付けた面では非情に少なく、スキーコース両端や法面の牧草類が衰退したところに出現する。樹高12~14m程度に育ったトドマツ人工林の側ではトドマツの稚樹がかなり見られた。人工林からの天然更新になっている(ん~、ことばとしておかしくないかな?)。

 今日の花は、クルマバツクバネソウ。ツクバネソウも咲いていたが、こちらの方がきれいな写真が撮れたので、こちらを採用。

 ツクバネは漢字で「衝羽根」、つまり羽根つきの時に使う「追羽根(おいばね)」のこと。葉の形が追い羽根に似ているからとこの名前が付いたという説もあるが、花や実の方が似ているという人もいるようだ。クルマバツクバネソウは、ツクバネソウが4枚の葉が輪生するのに対し、8枚の葉が車輪のように輪生することから名付けられている。花を見ると、私は「花が追い羽根に似ているから」という説に軍配を上げたくなる。

 「ツクバネ…」と名付けられた植物は多数あり、ツクバネはビャクダン科の落葉低木の名前である(北海道にはない)。ツクバネアサガオは、ペチュニアの和名らしい。ツクバネウツギというのはスイカズラ科の落葉低木(これも北海道にはない)。また、ツクバネガシというカシノキの仲間もある。けっこう追羽根に似た葉や花を持つ植物は多いようだ。(以上は、広辞苑第四版より)

 クルマバツクバネソウは、学名は「Paris verticillata」。牧野富太郎(牧野新日本植物図鑑)によれば、属名の「Paris」はpar(同じ)という意味のラテン語に発しているらしく、花被(花びらと萼)が同じような形であることから名付けられたようだ。ギリシア神話のトロイ戦争の原因をつくったパリスからとった名前という説もあるとのこと。種名「verticillata」は「輪生の」とか「環性の」という意味。ダイレクトである。

□今日の花リスト□
・クルマバツクバネソウ
・ツクバネソウ
・マイヅルソウ(今日は満開)
・エゾクサイチゴ
・ユキザサ
・エゾニワトコ
・ホオノキ(未開花、もうちょっと)
・ミズキ(未開花、もうちょっと)
・エンレイソウ(これは実)
・オオタネツケバナ(? 明日再確認しよう)


 
 

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